「夏休みが終わった…、ここから何をやればいい?」
この時期から逆転を狙うなら、**“やるべき問題だけを繰り返す”**のが鉄則です。
私が指導してきた100名以上の中学生の中で、都立共通問題で8割以上を狙う生徒や、自校作成校受験の基礎固めをする生徒に必ず渡していたのが、この 「近道問題集」 です。
今回は、3周で得点力を底上げする具体的な進め方をお伝えします。
近道問題集とは?
対象レベル: 偏差値50〜65
目的: 合格最低点から安全圏まで一気に伸ばす
特徴: 出題頻度の高い良問に厳選
使用時期: 夏休み終了後〜入試直前まで
この教材を選ぶ理由(長所)
良問だけに絞った構成
- 入試頻出の方程式・関数・図形を網羅
- 無駄な演習を減らし、得点に直結する学習ができる
周回学習に最適
- ページ数が多すぎないため3周が現実的
- 「1周目:全問 → 2周目以降:間違えた問題のみ」が可能
自校作成校への橋渡し
- 共通問題レベルを安定して得点できれば、自校作成の土台も固まる
注意点(短所)
難問対策は別途必要
- 応用・発展レベルは少ないため、80点以上を目指す人は別教材が必要
解説が簡潔
- 数学が苦手な人は、解説を見ても理解しづらい場合がある → 学校や塾で補足を受けると◎
3周の進め方
1周目(全問)
– 夏休み終了後すぐに開始
– 方程式・関数など計算系の単元から着手
– 1日1〜2単元ペースで最後まで到達
2周目(間違い直し)
– 間違えた問題にマーク
– 正解できるまで繰り返す
– この段階で平面図形・空間図形に着手(2学期期末テスト後がおすすめ)
3周目(仕上げ)
– 制限時間を設けて演習
– 本番同様のスピード感を意識
この教材が向いている人
- 都立共通問題で8割以上を狙う
- 自校作成校の基礎固めをしたい
- 厚い問題集に取り組む時間がない
まとめ
「近道問題集」は、限られた時間で最大限の得点を取るための効率特化型教材です。
夏休み後から始めても十分間に合います。
まずはこの一冊を3周し、得点の土台を固めてから、応用問題に挑みましょう。
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